ゼロ・サウンド・テクスチャー/第4回
●今回は31〜40枚目です。
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[CD]Tape『Rideau』
- アーティスト: Tape
- 出版社/メーカー: Hapna Sweden
- 発売日: 2005/11/08
- メディア: CD
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[CD]Christopher Willits『Surf Boundaries』
- アーティスト: Christopher Willits
- 出版社/メーカー: Ghostly Int'l
- 発売日: 2006/10/17
- メディア: CD
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[CD]SEAWORTHY『MAP IN HAND』
オーストラリアの3人組による作品。ギターや電子音、フィールドイレコーディング音などによって繊細なサウンドスケープが展開されていく。まさにジャケットのビジュアル通りのセンチメンタルな黄昏トロニカ。レーベルは12K。06年。
[CD]Stephan Mathieu And Janek Schaefer『Hidden Name』
環境音。古いレコードの音。ピアノなどの楽器。柔らかな電子音。人気の電子音響作家と実験ターンテーブリストによる、淡くノスタルジックな作品。時間の流れを緩やかに変えていく音響。06年。
[CD]Triosk『The Headlight Serenade』
- アーティスト: Triosk
- 出版社/メーカー: Leaf Spain
- 発売日: 2006/07/08
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[CD]Böhm/Halle/Sell『Ozon』
- アーティスト: Bohm-Halle-Sell
- 出版社/メーカー: Ilk Records
- 発売日: 2007/01/01
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[CD]Mono Fontana『Cribas』
- アーティスト: モノ・フォンタナ
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2007/05/18
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[CD]sea『The Boats Are In The Bay』
The boatsの別名義ユニット。The boatsの1stアルバム(04年)制作時に録音された作品で、こちらは女性ボーカル入り。弦も効果的に使われており、その美しくも幽玄なサウンドスケープが印象に残る作品。07年。
[CD]The Fun Years『Life-Sized Psychoses』
- アーティスト: Fun Years
- 発売日: 2008/01/01
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[CD]Sylvain Chauveau『The Black Book Of Capitalism』
Black Book of Capitalism (Rpkg)
- アーティスト: Sylvain Chauveau
- 出版社/メーカー: Type
- 発売日: 2009/02/17
- メディア: CD
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ゼロ・サウンド・テクスチャー/第3回
●今回で3回目なので、これで30枚目。全体の約3割ですね(計100枚を目指しています・笑)。
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[CD]Fennesz&Sakamoto『sala santa cecilia』
- 出版社/メーカー: Touch Tone
- 発売日: 2005/07/05
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[CD]Ethan Rose『Ceiling Songs』
- アーティスト: Ethan Rose
- 出版社/メーカー: Locust
- 発売日: 2006/09/12
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[CD]KTL『KTL』
- アーティスト: KTL
- 出版社/メーカー: Editions Mego
- 発売日: 2006/11/07
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[CD]North Sea & Rameses III『Night Of The Ankou』
- アーティスト: North Sea & Rameses 3
- 出版社/メーカー: Type
- 発売日: 2006/07/11
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[CD]Tuk『Shallow Water Blackout』
ベルギーのアーティストの2nd。フェネス直系の電子音響作品だが、時間と層の捉え方が独特だ。ノイズとグリッチの霧の中から、幾つものサンプルが現われては消えていく。この融解するような持続感は、今聞くとかなり良い。06年の隠れた名盤。
[CD]Tu M'『Fragile Touch Of The Coincidence』
イタリアのデュオによるギターとエレクトロニクスによるポスト・フェネス的な作品。幾層もの電子音がサウンドを彩るが、最終的にギターの音響にフォーカスが当たっているように思う。ともあれ傑作。06年。ヘッズ傘下ex-po。
[CD]erikm (luc ferrari)& thomas lehn『les protorythmiques』
体調不良のフェラーリに変わり、トーマス・レンが代打した競演盤。晩年のフェラーリの素材を使い独自の時間を生成するerikmと、レンのアナログ・シンセ。音響造形。room40よりリリース。07年。
[CD]FOR BARRY RAY『NeW DAYS』
- アーティスト: For Barry Ray
- 出版社/メーカー: Room40 (Australia)
- 発売日: 2007/12/18
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[CD+DVD]Pretty Boy Crossover『We Are All Drifting』
- アーティスト: Pretty Boy Crossover & Julio..
- 出版社/メーカー: Coco Solid
- 発売日: 2007/02/12
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[CD]Ran Slavin『The Wayward Regional Transmissions』
イスラエルran slavinによる07年作品。中東の伝統音楽にデジタル・プロセッシングを施した電子音響作品。硬めの音響処理によって、シタールなどの楽器と電子音響が交錯していく。
ゼロ・サウンド・テクスチャー/第2回
●また、ツイッターの方で「00年代中期の(エレクトロニカ)ディスク・レビュー」を10本ほど上げましたので、ここに纏めます。やはり「10本たまったら纏めて上げる」方式で行こう。100枚を目指します(予定・笑)。
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[CD]Daedelus 『Exquisite Corpse』
- アーティスト: Daedelus
- 出版社/メーカー: Mush
- 発売日: 2005/03/15
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[CD]Darkel『Darkel』
- アーティスト: Darkel
- 出版社/メーカー: EMI
- 発売日: 2006/09/14
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[CD]Pola 『Pola Meets Lyrica』
05年作品。「00年代=ゼロ年代」の転換期に登場したセカイ系トロニカ。ジャケとコンセプトとライナーは鉄壁の意思で統一されているが、音は極めて精密かつ高品質なフロア経由のエレクトロニカという異質さこそが重要だ。05年作品。
[CD]Safety Scissors『Tainted Lunch』
- アーティスト: Safety Scissors
- 出版社/メーカー: Scape Germany
- 発売日: 2005/09/13
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[CD]Static『Re: Talking About Memories』
- アーティスト: Static
- 出版社/メーカー: City Centre Offices
- 発売日: 2005/11/22
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[CD]Jodi Cave『Carbon Series Volume 4』
12KからもリリースするJodi Caveの07年作品。これがデビュー作か?適度なノイズと重層的な音響、楽器と旋律など、まさに00年代中期エレクトロニカの典型的な音。だが、どこかそこに収まりきれない過剰な点も。
[CD]Move D + Benjamin Brunn『Let's Call It A Day』
Move Dはハズレがない。ミニマルでダビィでアンビエント。美しい音像に適度に重い低音が心地よく響く。音響的/エレクトロニカ的な繊細さを兼ね備えた、00年代テクノの隠れ名盤。07年リリース。
[CD]Textual『Dirty South Still Life』
フロリダのアングラ・ヒップホップ・レーベルより。とはいえ音は00年代中期IDM/エレクトロニカ。グリッチなトラックと電子音が耳をくすぐる。いかにもヒップホップなジャジーなエレピも良い。Machinedrum のリミックスも収録。07年の隠れ名盤。
[CD]Victor Bermon『Arriving At Night』
- アーティスト: Victor Bermon
- 出版社/メーカー: Hefty Records
- 発売日: 2007/02/20
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[CD]Autistici『Volume Objects』
- アーティスト: Autistici
- 出版社/メーカー: 12K
- 発売日: 2007/11/20
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ゼロ・サウンド・テクスチャー/第1回
●00年代の音楽を極私的に振り返る、「ゼロ・サウンド・テクスチャー」です。
●主に05年から08年あたりまでの作品を中心に書いていこうと思います。私的には、エレクトロニカは、04年と09年あたりに大きな地殻変動/総括が起きている印象があります。では、その間の時期(つまり05年から08年)に、どんなディスクがあって、自分は何を聴いてきたかを振り返ることで、04/09問題をもう一度総括できないか、そしてひいては、00年代の音楽/音響を歴史化することにならないかと思ったのです(大げさですね・笑)。まだ直近過去であるがゆえに「歴史化」していないですからね。
●とはいえ、音楽/ディスクは、出来る限りランダムに、出来れば、それほど有名じゃないものも(笑)、気楽にセレクトしていきます。00年代の中盤、いわば「ミッド・ゼロ」の音楽/音響は結構、良かったんだじゃないかという気持ちで。
●1回、10枚ずつセレクトしていこうと思います。
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[CD]Jan Jelinek『Kosmischer pitch』
- アーティスト: Jan Jelinek
- 出版社/メーカー: Scape Germany
- 発売日: 2005/10/25
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[CD]the boats『TomorrowTime』
- アーティスト: THE BOATS
- 出版社/メーカー: MOTEER
- 発売日: 2006/12/01
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[CD]Helios『Eingya』
- アーティスト: Helios
- 出版社/メーカー: Type
- 発売日: 2006/05/30
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[CD]Mountains『Sewn』
06年にリリースされた2nd。エレクトロニクスに、ギターのアルペジオ、ドローン、フィールド・レコーディングされた音響などが、慎ましくも、美しくミックスされた作品。森の空気のようなアブストラクト/エクスペリペンタル/インプロヴィゼーション。清冽サイケデリック。
[CD]REMINDER『Continuum』
- アーティスト: Reminder
- 出版社/メーカー: Eastern Developments
- 発売日: 2006/05/02
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[CD]Frivolous『Midnight Black Indulgence』
- アーティスト: Frivolous
- 出版社/メーカー: Scape Germany
- 発売日: 2007/02/13
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[CD]Hauschka『Room To Expand』
- アーティスト: Hauschka
- 出版社/メーカー: Fat Cat
- 発売日: 2007/03/10
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[CD]Opiate『Objects For An Ideal Home』
- アーティスト: OPIATE
- 出版社/メーカー: disques corde
- 発売日: 2007/06/23
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[CD]Small Sails『Similar Anniversaries』
- アーティスト: Small Sails
- 出版社/メーカー: Resonant
- 発売日: 2007/07/30
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[CD]Sven Kacirek『The Palmin Sessions』
ジャズ・ドラマーSven Kacirekによる作品。07年リリース。グラスを叩く音などの細かいパーカッションを重ねて、手動IDMサウンドを展開している。その涼しげにしてストレンジな音響は実に面白い。数曲あるボーカル曲も良い。ミッド・ゼロの隠れ名盤。